「おお、闇の偉大なる主よ、この生贄を受け入れたまえ」
なんてのは手術室で聞きたくない一言のひとつである。
正直に言うと病院にいくということはガタガタ震えるような、恐れるべき、悪夢のような経験なはずである。簡単に言ってしまうと患者は赤の他人に生命を渡して「はい、私はあなたが反社会性人格障害者で三回の離婚歴があって三種類の抗鬱剤を飲んでいることを知らないけれど私の幸せと人生を手に預けます」といっているようなものである。仮にあなたがそれを言ってその医者を信用したとしてもあなたはその医者が何を実際やっているのか知らないので簡単な頭痛かもしれないのに、医者はあなたのことをわけの分からない病気と診断して手術室に送るかもしれないのである。
てこんなことを言ってあなたのことを震え上がらせたあとで(だって私も反社会的で離婚歴があって三種類の抗鬱剤を飲む医者と言う人口の一人になるんだからしょうがないでしょう)私は次のリストでこの書き込みを終わらせたいと思います:
手術室で聞きたくない十の独り言:
1. 「心配するなって。十分鋭いはずだぞ。」
2.「おい、看護婦、この患者はドナーカードをサインしたか?」
3.「しまった!マニュアルの84ページが抜けてる!」
4. 「みんな下がって!コンタクトレンズが外れてなくなっちゃった!」
5.「その…なんだっけ…それ渡して。」
6.「それとっておいたほうが良いぞ。死体解剖に要るからな。」
7.「おお、闇の偉大なる主よ、この生贄を受け入れたまえ。」
8.「ちょっと待て。これが脾臓ならあれは何だ?」
9.「今腎臓って高く売れるんだぜ。それがこいつは二つもあるんだ!」
10. 「え、離婚したい?どう意味だい、それ?」