~寝てりゃなおんじゃねーの?~医学生の日記

2007年9月21日金曜日

火災警報

3時40分頃、私は部屋をかたずけてメールをチェックして机の上を整理して皿を洗った後でやっと寝るところであった。ものすごく疲れていて疲労感に襲われ、体はスポンジのようだった。やっとうとうとしかけた時…

ものすごい甲高いサイレンが聞こえてきた。

私が最初に思ったのは「これは夢だろうか」という事であった。火災警報だったのだがもし最初の授業に行く前に寮が燃えてしまったとしたらこれはとんだ学年明けである。まあ、私は本当の火事だと思ったので私のフェンウィックの体育用のTシャツと薄い黄色のチェックのショーツを穿いたまま階段を駆け下りて外へ出た。そして外はものすごく寒かったのである。

火災訓練ではなかった。三大の消防車が来て怠け者の消防士が火事ではないことをチェックしている間、私たちは30分も外に立ち尽くしていたのである。それから私たちは中に戻った。

その頃、私の目は冴えてしまって眠ることは不可能になっていた。

2007年9月20日木曜日

ロンドンで

15日にロンドンに着いた。荷物が重くって死ぬかと思ったがいっぱい実家から持ってきたのは私だけではなかったらしい。

いまの所、二人の友達がいる。何の因果か二人とも男である。一人は中国人でイギリスに一歳から12歳まで住み、それからアメリカに来た。それから大学のためにイギリスに戻ったのである。私と同じ寮で一階下に住んでいる。名前はケビン。歯学部予科である。からっとした性格でいっぱい食べるいいやつである。

もう一人は何を考えたのか早稲田学院からキングスに来た日本人である。早稲田に受かっていたらしい。慶応系列は全部落ちたのでロンドンに来たそうだ。まあ、早稲田系と慶応系の生徒がいるとは何回も聞いた事があるのだが本当だとは思わなかった。結構英語も達者だし早稲田学院に行っていただけあってすごく話していて面白い。国際関係に行きたいそうだ。彼もこれまたあっちこっちに引きずり回されていて生後八ヶ月でシカゴに移り、その後ネパールに住み、その後ハワイに移って八つの時に日本に帰ってきたそうである。

見ていて思ったのだが小さい頃から世界中動いているとどうしても同じような環境のやつとくっ付くらしい。別にわざとではないのだが私とかケビンとか明は沢山の価値基準に触れ、沢山のものを見てどの国の人の型にもはまらないのかも知れない。たとえば日本人だったら人に聞こうとするだろうが明は絶対人に聞かない。自分でやるのに慣れているのである。ケビンはイギリス人としては言葉とか生きているスピードが違うし中国人にしてはなんか神経質である。私も多分そうなのだろう。